ロハスと市場経済 〜 ロハスについて理解しよう
ロハスと市場経済
ロハスという考え方は、もともとマーケティング用語として造り出されたという事もあり、消費活動に大きな影響を持っているようです。
ロハス消費者というのは、意識的に環境に気を配った生活をしている、できるだけ自然に配慮した商品や健康的な商品を使用している、薬に頼ることなく予防医学や代替医療を意識している、持続可能なサスティナブル経済の実現を望んでいる、そういった事をイメージさせる人たちのことです。
ロハスが30兆円もの影響を市場に与えるようになったとも言われていますが、2005年のアメリカのロハス市場は約2兆円程度であるというデータがあります。
これが、5年以内には20兆円になるという声もあり、市場経済に与える影響というのが非常に大きいということがこの数字からもお分かり頂けるのではないでしょうか。
日本で、ロハスに興味を持ったり、ロハス的な考え方やロハス的な生活を実践したりしている人たちはロハスピープルと言われています。
それらロハスピープルと呼ばれている人たちは、有識者が発する情報については信頼を置いていますが、メディアに踊らされることはあまりないようです。
イースクエアの調査によると、日本でロハス層と言われる人は30%程度と言われています。
他に、生活堅実層と言われるロハスに興味や関心はあるが実践していない人たちや、中庸無難層と言われる興味や関心が低い人たち、個人利便層と言われる環境問題などにほとんど興味がない人たちに分類されています。
これら、ロハス層以外の人達をいかに取り込むことができるか、というのがロハス市場が拡大していくための鍵となることでしょう。